ドイツ語圏文化セミナー134
シリーズ「ドイツが仕事」
アロマケアセラピストという仕事

海外に行く・住むきっかけは人それぞれ。目的が決まっている人もいれば、そうではない人もいるでしょう。私の場合は、夫の仕事の関係でたまたまベルリンに住むことに。日本では出版社に勤務していましたが、現地の医療機関で自然療法を自ら体感したことがきっかけとなり、自然療法を学び、プリマヴェーラ社認定のアロマケア資格を取得後、アロマケアセラピストとして活動しています。
アロマケア?エステのようなもの?と思われた方も多いかもしれませんが、ドイツには、日本で西洋医学と呼ばれる医療(外科、内科、皮膚科など)ともう一つ、ハーブ治療、ホメオパシー療法、フラワーエッセンス療法、芳香療法(アロマセラピー・アロマケア)などの「自然療法(Heilpraktik,
ハイルプラクティク)」を行う2つの大きな医療体系があります。
「アロマセラピー」や「アロマケア」が受け持つ治療領域は非常に広く、脳・神経・心理の分野、手術後のリハビリテーションとしての回復・緩和ケア、長期療養ケアには特に優れています。また、昨今ではスポーツを含めたプロフェッショナルへのケアや世界的なウェルネス思考(健康で豊かな人生、輝く人生を送る)への動きに合わせ、さらに注目されています。
その背景には、世界有数の医療先進国でありながら、化合物の投薬や外科的手術は極力避けたいという考え方も未だに根強くあること、また自然療法が医療として信頼感を持てる制度・土壌が整っていること、そしてそれにまつわる非常に長い歴史が彼らにはあるということだと推測されます。
今回はアロマケアセラピストになるまでの道筋と、ドイツの自然療法やアロマケアについて、実例など交え、実際に医療現場でも使用されているアロマを用いながら、お話します。また、暑い中、日々頑張っている皆様の疲れを癒す香りも調合してみたいと思っています。
これからドイツ語を学んだり、自然療法やアロマに興味を持っていらっしゃる皆様へのお力になれれば嬉しいです。皆様のご参加をお待ちしています。 (講師より)
講師: 河野 侑賀梨(かわの ゆかり)さん (アロマケアセラピスト)
株式会社グリーンサークル代表取締役。
2013年、医療研究者の夫に伴いドイツ・ベルリンへ渡る。滞在中、ドイツに根付く様々な自然療法を体感し感銘を受ける。
その中でも主に医学療法としてのアロマセラピーを学び、世界的に定評のあるプリマヴェーラ社認定のアロマケア資格を日本人で初めて取得し、2017年の春に帰国するまで施術を行う。東京に戻った現在も、施術やイベントに参加するかたわら、ドイツへ赴き、日々進化し続けるアロマケアの勉強を続けている。
ドイツ式自然療法メディカルアロマケアサロン グリーンサークル:https://www.aromagreencircle.com
◎ドイツ大使館「YOUNG GERMANY」掲載のインタビュー記事もご覧ください:ドイツで羽ばたく日本人
◎◎◎ 要事前予約
◎◎◎
日時:2019年7月5日(金)19:00~21:00
会場:(公財)日独協会
事務所 <アクセスマップ>
会費:当協会会員 1,200円 一般 1,800円(初夏にぴったりの特製ハーブドリンク付き)
申込方法: 件名を「文化セミナー134申込」とし、
①お名前(フルネーム・ふりがな) ②会員/一般の区分 ③電話番号
④メールアドレス(Faxの方はFax番号)
を明記の上、メールまたはFaxにてお申し込みください。
申込窓口: (公財)日独協会 E-mail:
event@jdg.or.jp Fax:
03-5368-2065
※ お申込みは先着順での受付となります
※ 会費は当日のお支払いとなります
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