第7回 ぶらドイツ(オンライン) 

 日本にいながらドイツゆかりの土地や、ドイツ人の足跡をめぐる「ぶらドイツ」。すでに4年前より、
① オイレンブルク使節団の通商条約締結の場巡り
② 森鴎外記念館から谷中界隈散策
③ ドイツ式庭園日比谷公園、ドイレ煉瓦建て旧司法省、
④ 新橋から神田までのドイツ鉄道遺産巡り
⑤ 深谷の旧日本煉瓦製造社の施設と渋沢栄一ゆかりの地
⑥ 横浜の、第二次世界大戦ごろのドイツおよび欧州列強国の史跡巡り(オンライン)
を散策、そのたびに大変好評でありました。 2021年は日独交流160周年にあたります。7回目となる今回は、東京都青梅市の青梅線でオンライン版ぶらドイツを開催します。

 東京都多摩地区西部に位置する青梅市は、御岳渓谷や塩船観音をはじめとした観光スポットとして知られています。ドイツとの関係も深く、市内を流下する多摩川流域の風景が似ていることから、1965年9月からラインラントプファルツ州のライン河左岸にあるボッパルト市と姉妹都市になっており、青少年友好親善使節団の派遣と受入れを行うなどの活動が行われています。

 この青梅市を東西に横断するJR東日本の青梅線は、1894年11月開業当初は、機関車をミュンヘンにある機関車メーカ、クラウス社から輸入するなど、ドイツとの接点が色濃く見られました。今回は青梅鉄道とドイツの関連について、類似点の多いリューベランド鉄道や、都内で見られる甲武鉄道の遺構や青梅の魅力も交えつつ、ぶらドイツにて紹介したく思います。

 青梅市は私の出身地になります。新型コロナの影響で、外出もままならない中ですが、青梅の街並みや、ブロッケン山の麓の街と場所を選ばないZoomならでは、この時期しかできない「ぶらドイツ」で、楽しい時間をお過ごしいただけますと幸いです。皆様のご参加お待ちしております。
                                           久保 健

講師:  久保 健氏 / 略歴:1975年9月生まれ、青梅市出身。1995年から1998年までミュンヘンで暮らし、帰国後もドイツの鉄道について調査、発表を行っています。鉄道史学会、全日本博物館学会会員。Die Brückeにて「ドイツの鉄道」を好評連載中。  


日時:  2021年5月9日(日)14:00~16:00
     申込締切:5月2日(日)
定員:  20名(先着順・定員を越える場合はキャンセル待ち)
行程:(参加者決定後、各人に予定の詳細をお伝えします。)
参加費:無料
申込方法:参加者氏名(フルネーム)、会員資格の有無、年齢、メールアドレス、電話番号を記入し、協会メールアドレス jdg(a)jdg.or.jp ((a) は@に書き換えてください。)「ぶらドイツ担当」宛てにお申し込みください。
協会担当者:柚岡(ゆおか)常務理事