ドイツ語 特許翻訳講座
原文を忠実に、正確に訳すことが求められる特許翻訳。内容を正しく理解して、日本語に置き換えるには、確かな語学力と概念の理解力、技術的な専門知識が不可欠です。
特許翻訳は圧倒的に英語が多いものの、日本において、ドイツ語で食べていける数少ない専門職のひとつでもあります。当協会は2013年からドイツ語の特許翻訳(独→日)専門講座を毎年開講し、受講生にはプロとして活躍する人も出ています。
2019年度も引き続き、弁理士資格を持ち、日本のみならず、ドイツで特許庁への書類作成に携わった経歴を持つ、業界叩き上げの講師が、ドイツ語特許翻訳歴20年、特許英語歴40年という長年の経験で培った知識を伝授します。一緒に特許翻訳の世界への扉を開いてみませんか?
講師 加藤 卓(カトウ タカシ)氏 場所 公益財団法人 日独協会 セミナールーム アクセス 東京都新宿区信濃町18 マヤ信濃町2番館 ℡03-5368-2326 参加レベルの目安 基礎文法を一通り学習済みの方 使用テキストプリント教材・資料を配布いたします。 授業料 52,000円(税込) 定員 先着20名 ※定員に達し次第受付終了いたします。 ※ お申込みは先着順での受付となります※ お申込み後、担当から折り返しメールにて仮受付の連絡をお送りします ※ 受講料は事前のお支払いとなります ※ 受講に際しての注意事項は他ドイツ語クラスと同様となります。サイトでご確認ください |
![]() 昨年の講座は、構文が複雑な教材で、初めての方には、特許翻訳とは難しいものだ、という印象を与えてしまい、心苦しい思いをしました。 そこで、今回は、簡単な表現で技術内容(折り畳み式机)も易しい特許明細書を教材のひとつに選びました。また、もうひとつの教材は、今時流のAI(人工知能)を用いた自動運転に関するもので、比較的構文も複雑なものでなく、興味ある内容となっています。このふたつを並行して学んでいきます。 特許明細書はそれ自体一種の物語となっており、そのストーリーも読み取っていきましょう。その翻訳は正確でなければなりませんが、誤訳でこそないものの、辞書にでてきた日本語を繋ぎあわせた訳文では、日本語として奇異であったり不自然になるので、内容をよく理解して適切な表現になるような翻訳を勉強します。 また、特許翻訳には、技術的な知識、あるいは特許制度などの理解も欠かせません。できる限り技術背景や特許の知識も教えていきたいと思います。特許翻訳のプロを目指す方だけでなく、ドイツ語力を上げたいという方にも適することを心がけるとともに、質疑応答を多くして、インタラクティブな楽しい講座にしていきたいと思っています。皆さんと勉強できることを楽しみにしています。 |