第4回 Hör mal zu!  (オンライン)

ドイツにおける日本マンガの受容と日本マンガのドイツ語翻訳あれこれ  

 コロナ禍の中、人は人によって慰められ、癒されたりすることを実感しています。
対面イベント開催が難しい今、オ ンラインを活用し、積極的に外部とのコミュニケーションを取りたいと思います。「Hör mal zu !」は「耳寄りなお話」 をオンラインでお聞き頂くトークイベントです。

 今や日本の漫画はドイツの愛読者に広く浸透しています。翻訳本も手に入れることは容易です。今回のトークでは、前半で日本の漫画のドイツでの浸透の歴史を、後半ではドイツ語への翻訳の工夫を実例でもって具体的に説明頂きます。
 例えば、
①日本の漫画には「擬音」がつきもの。ドイツ語でどのように表現するか、
②また、セミの生息していないドイツでセミの鳴き声をどのように表現すべきか、
③人称に係わる表現では名詞に男性、中性、女性の区別のあるドイツ語翻訳で起こる問題、
などについて興味深いお話をお聞きします。 ドイツ語に関心ある方々には大変興味深い内容になるかと思います。

(この講演会の翌週には、OAGドイツ文化会館で日独漫画コンクールの展示会を開催しますので、併せてお楽しみください。)  
                                       
講師:  大塚萌 先生 千葉大学国際教養学部 特任助教  
    
研究分野:現代日本文化の外国語翻訳に関する研究。マンガ、現代文学を対象とし研究。言語学、比較文学会話の分析。主な比較対象言語はドイツ・英語

日時:  2021年11月8日(月)17:00~19:00(日本時間)
                9:00~11:00(ドイツ時間)
     申込締切:11月6日(土)17:00
定員:  30名(先着順・定員を越える場合はキャンセル待ち)
参加費:無料
申込方法:参加者氏名(フルネーム)、会員資格の有無、年齢、メールアドレス、電話番号を記入し、件名を「11月8日イベント」とし、協会メールアドレス jdg(a)jdg.or.jp ((a) は@に書き換えてください。)「Hör mal zu !担当」宛てにお申し込みください。
協会担当者:柚岡(ゆおか)常務理事


過去のHör mal zu!
第1回:オイレンブルク使節団の軌跡を辿って H.メンクハウス教授
第2回:コロナ禍での在独日系企業の実態と日常生活 植田 大所長
第3回:コロナ禍と日独に暮らす私たちの健康  馬場恒春医師