懇談会サロン
懇談会サロンは、原則毎月開催します。その時々の日独のトピックス、問題等をテーマにします。協会への提案、アドバイスもお話いただける談論風発の会にしたいと考えています。
7月のテーマ:「今アーレントから読むことの意味」
講師:矢野 久美子先生(フェリス女学院大学教授(プロフィール下記))
日時:2025年7月28日(月)18:00~19:30
会場:日独協会セミナールーム(会場までの地図)
会費:日独協会 会員500円 一般1,000円 ※当日会場でお支払いください。
定員:対面24名
申込方法:お名前、日独協会の会員番号(会員ではない方は不要)、メールアドレス、電話番号を記入し、世話人の佐藤理事にメールでお申込み下さい。
申込先(佐藤理事)メールアドレス: s-kmtaym(a)nifty.com ※ (a)は@に書き換えて下さい。
講師より:
没後50年となるハンナ・アーレントですが、混迷する世界の中で彼女の思考は一層重要なものとなっています。 本講演では、2024年1月に上梓した拙著『アーレントから読む』(みすず書房)で意図したことを振り返るとともに、それ以後の世界の状況を踏まえて、今アーレントから何を読み取り、どのように出来事に向き合うべきか、現時点で考えていることをお話ししたいと思います。
講師プロフィール:
東京外国語大学ドイツ語学科、大学院地域研究研究科、地域文化研究科で学び、博士号を取得。フェリス女学院大学教授。政治思想論や思想文化論を担当。 トリア大学、ケルン大学、ベルリン自由大学、ドルトムント応用科学大学などに留学・研究滞在。ハンナ・アーレントの研究や彼女の著書の翻訳などに携わる。
著書に『ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所』(みすず書房)、『ハンナ・アーレントー「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』 (中公新書)、『アーレントから読む』(みすず書房)など。
過去開催テーマ
2025年6月30日 | ドイツ大連立政権の動向 | 縣 公一郎先生 |
2025年5月26日 | バウムクーヘンの過去・現在・未来 | 河本 英雄氏 |
2025年4月28日 | トランプ就任後のヨーロッパの地政学的リスクの高まり・ウクライナ戦争の大きな転換期 | 熊谷 徹氏 |
2025年3月10日 | 現代ドイツ文学における「転換(Wende)」の歴史化 ―ルッツ・ザイラー『クルーゾー』を例に |
金志成 先生 |
2025年2月10日 | アンゼルム・キーファーの世界 ーライン川をモティーフとした「風景画」を中心にー | 青山愛香 先生 |
2025年1月20日 | 八木前ドイツ大使をお迎えし新春懇談会サロン | 八木毅 副会長 |
2024年12月16日 | 世界初総合電機企業Siemens社を支える人々はどのように育成されたか? | 田中洋子 先生 |
2024年11月25日 | ニーチェに関する一考察 | 中村憲治 先生 |
2024年10月28日 | カント生誕300年―カントの思想に見る近代ドイツの精神と理念、その影響と課題― | 大森一三先生 |
2024年9月9日 | マルティン・ルターの仕事・思想・影響 | 江口再起先生 |
2024年7月8日 | インダストリー4.0:AIとデジタル化が生み出す日独産業の未来 | 尾木蔵人氏 |
2024年6月24日 | ドイツにおける動物行動学と動物心理学、と私 | 渡辺茂氏 |
2024年5月20日 | ドイツで取得した博士号(Promotion)と教授資格(Habilitation) | 江村牧人氏 |
2024年4月15日 | ドイツの産業を支える研究・人材政策 | 永野博氏 |
2024年3月18日 | 聖書考古学とパレスティナ/イスラエル | 山野貴彦先生 |
2024年2月26日 | 日本と西洋の芸術に表現された<死後の世界> ー鎌倉時代の仏教説話画とドイツ中世の版画の比較を中心に | 青山愛香先生 |
2024年1月15日 | 私の経験した連邦首相―シュミットからショルツまで | 八木毅 大使 |