ドイツ観光局広報マネージャーの大畑悟さんからのご相談で今回はじめて「ワインピクニックをしながら旅の思い出を語る」イベントを開催しました。大畑さんはお仕事柄、講演会などでドイツ観光のお話をされることがあり、そういった際に参加者の方からご自身の旅の思い出話をお聞きすることが多く、それがとても面白いので、旅の思い出やエピソードを語り合う会をやってみたい、と今回のイベントを思いついたそうです。当初は都立公園での開催を予定していましたが、天候等の理由で事務所内での開催となりました。屋内での開催にはなりましたが、部屋の中にレジャーシートを敷いて、照明も落としてランプをつけ、ドイツの風景を壁に映写するなど、少しでもピクニックの気軽な雰囲気でお話いただけるよう工夫しました。
その日集まったのは約20名。ドイツワインだけでなく、手作りのパン、おつまみを持ち寄ってくださる方もいて、次第に「ワインピクニック」の雰囲気に。大畑さんからご挨拶や会の趣旨の説明のあと、早速一人一人に旅のエピソードをご披露いただきました。皆さんのお話を聞いていると、旅でのトラブルや失敗のエピソードも時が経てば貴重な体験談となり、その際にどう対処したか、困っている時に現地の方々に親切にしてもらったこと、助けてもらったこと、などが心に深く残るのだなあと感じました。話を聞いている間にも、次々にワイン瓶がまわっていきます。
東西ドイツ分断時代の西ベルリン訪問の思い出、ハルシュタットで出会った親切な女性の家に宿泊することになったエピソード、ドイツの小学校で生徒たちが日本語で「さくら」を歌ってくれて感動したこと、Bundesligaでのファンの乱闘騒ぎ、など、自分ではなかなか体験することのない旅のエピソードをお聞きし、一緒に旅をしたような気分になりました。ドイツワインを輸入する仕事をされていた方からは、その醸造所のワインをお持ちいただいたり、エピソードを味覚でも楽しむことができました。一通り、皆さんのエピソードをお聞きした後は、自由な歓談タイム。話は尽きることがないようでした。
とても素敵な時間をありがとうございました。またぜひこのような機会を持ちたいと思います。