懇談会サロン
懇談会サロンは、原則毎月開催します。その時々の日独のトピックス、問題等をテーマにします。協会への提案、アドバイスもお話いただける談論風発の会にしたいと考えています。
12月15日のテーマ:「EUと民主主義の今後」
講師:アインゼル フェリックス ラインハルト氏(ゾンデルホフ&アインゼル法律特許事務所代表・プロフィール詳細は下記)
日時:2025年12月15日(月)18:00~19:30
会場:日独協会セミナールーム(会場までの地図)
会費:日独協会 会員500円 一般1,000円 ※当日会場でお支払いください。
定員:対面24名
申込方法:お名前、日独協会の会員番号(会員ではない方は不要)、メールアドレス、電話番号を記入し、世話人の木田理事にメールでお申込み下さい。
申込先(佐藤勝彦理事)メールアドレス: s-kmtaym(a)nifty.com ※(a)は@に書き換えて下さい。
講演要旨
民主主義が多くの問題を抱えながらも最終的には世界の多くの国家に取り込まれていくことが当然と思われていた矢先、現在多くの国々で民主主義が衰退してきている。民主主義の代名詞であると思われていた米国、日本、EUにおいても、程度の差こそあれ、同様の現象が起きている。そこで、皆様と一緒に以下の点について考えてみたい。
1. EUの基本的枠組みについて
2. ドイツの「戦う民主主義」について(日本の「価値相対主義」との対比)
3. 世界における民主主義衰退の原因について
4. 民主主義衰退を食い止める手法
5. 究極の問題:専制政治と民主政治の何れがより望ましい政治制度か
講師プロフィール:
生年月日:1968年4月13日
学歴:
1987年東京ドイツ学園卒業
1992年立教大学法学部国際比較法学科卒業
1993年米国ワシントン州立大学ロースクール修士課程修了
職歴:
1994年ドクトル・ゾンデルホフ法律事務所入所
現在:ゾンデルホフ&アインゼル法律特許事務所代表
複数のドイツ・オーストリア資本の企業で社外取締役・社外監査役を務める
元日独協会理事
資格:
日本国弁理士
ニューヨーク州弁護士
ハンブルグ弁護士会会員
最近の著書:
2024年:
『UPC全盛の時代をこの先迎えるEUにおけるドイツの国内裁判所の利用価値について』(687頁~699頁)「三村量一先生古稀記念論集 切り拓く 知財法の未来」日本評論社2024年8月20日
2025年:
『Die Grundzüge und Praxis des japanischen Einspruchs mit vergleichsrechtlichen Ansätzen zum deutschen Einspruch』(509頁~528頁)「Festschrift aus Anlass des 125-jährigen Bestehens des Patentanwaltsberufs」Carl Heymanns Verlag 2025年4月8日
日独協会関連著作:
初学者のためのドイツ連邦共和国の国家の仕組み
主な講師歴等:
大阪工業大学専門職大学院 非常勤講師 (「ドイツ特許法、欧州意匠・商標出願手続き」等を担当)2006年-2017年
東京理科大学専門職大学院 非常勤講師(「EU知財法」を担当)2014年―2015年
衆議院経済産業委員会 参考人 平成27年法改正に際して、衆議院経済産業委員会において参考人として出席、意見陳述を行う